書の思考性「身体知」の理解に向けて、筆の動きを身体の動きの中から捉えます。
「自分の身体のコントロール」と「道具のコントロール」
大型の紙や全身を使った動きの中から理解を深めていきます。
書は筆の動きの理解を鑑賞力として使います。
書は平面の制作品ですが、書家は思考の中で筆の立体の運動情報を理解しています。
臨書はその身体に向けられた蓄積にあり、
その見えない内側に秘められていく書の持つ本来性を、
この作品は回帰させようと試みます。
書は内側の私自身の中に存在するものを「再構築」させるのです。
書家はそれら平面の書を見る中で
「音楽」や「ダンス」など同様に動的な動きを処理しており、
もっとも重要な東洋的な本質の正体です。
パフォーマー 寺嶋 綺葉 〔 書家 〕
振付 宝栄 美希 〔 ダンサー・振付師 〕
大道具 増井 大樹
ディレクター 23